何を知りたいのか

質問は質問者の知性を表す。
とか。
 
今話題の万能細胞関連の論文に対する記者会見を見ました。
 
報道陣の質問が多数上がってましたが、
的の外れたモノ、
揚げ足を取りたいモノ、
そんな事今この場で答えられる訳がない、と考えれば分かるモノ、
本質を突くモノ、
色々ありました。
明らか不勉強で、言葉尻を繰り返すだけの報道者は、何と無く女性記者が多かったイメージ。
あからさまな攻撃志向が嫌らしい。
 
それでも、際立って見えたのは、
ひとつひとつの質問に答える研究者さんの知性。
あぁ、このヒト本当に頭良いなーと感じました。
涙は見せたけど決して感情的になっていない。
しかも上手い具合にテクニカルタームを織り交ぜて答えるからスゴイ。
専門用語が出た瞬間、どれだけのヒトが着いてこれていないか分かる。
 
理研の暗い部分が見え隠れする今回の問題。
果たして万能細胞は発現可能なのか?
それが最大の焦点であり、それ以外は、メディアの作ろうとしているドラマ、なんだと上吹越は捉えています。
 
研究者も大変だよね。
研究だけ、って訳にはいかないのね。